あなたが見てきたもの。それは夢ですか?現実ですか?

帰ってきました。
札幌に遠征。
JNFのメンツに会いたくて。
それと、この腐った毎日から逃げだしたかったために。
 
 

今回の旅は生涯忘れられないことになるだろう。
とても楽しかった。楽しすぎて何がなんだか分からなかった。
もう自分の家には帰ってきたくはなかった。
 
テンコ「なぁ、神月・・・俺、帰りたくねえよぉ」
神「じゃあ、帰らなきゃいいんじゃね?
神はそういってくれた。
思わず口に出してしまった本音。
それを友人に漏らしてしまう俺がいた。
帰りたくなかった。帰りたくなかった・・・
あまりにも・・・あまりにも楽しすぎてた。
 
 
札幌へ向かう道中。
そう、その日はどしゃぶりの雨だった。
運転に支障が出るのではないだろうかと思うほどの。
北見に着き、上希さんを乗せ、車を走らせた。
雨が止まない。
それどころか強まる一方。
そこで唯一知ってる道の石北峠が通行止め。
土砂崩れの恐れ有りの表記。
二人は絶望し、恐怖した。
どうしようもないから帯広周りで行くことにした。
時間が予想よりも大きくかかってしまう。
それは分かっていた。
だが道がわからない。
幸か不幸か、偶然標識を見ると「芽登」の文字。
俺はわからなかったが上希さんがその土地を良く知っていた。
助かった。
一人だったらもうたどり着けなかった。
帯広方面にいく道中、雨はさらに強まる。
雷が落ちる。光る。
雨の恐怖と幸先の不安に駆られながら車は走る。
 
しばらく走ると見たことがある風景。
帯広に着いたのだ。
そこで一旦給油。
 
急に車内が静かになり、ipodから流れる音楽だけが俺の耳に聞こえてくる。
その日の疲れ。帯広に着いたという安堵感なのか俺の運転を信用してくれているのか。
俺の横に座っている彼女は天使のような寝顔だった。
 
その安らぐ雰囲気をぶち壊すような事実。
日高峠土砂崩れのため通行止め。
なんだよ・・・
俺たちの旅を邪魔するような出来事が起きる。
機転を利かせ、富良野方面から周ることにした。
だが道など知るはずもない。
横にいる眠り姫を起こさぬように車を走らせる。
 
富良野までかなり遠い。思わぬロスタイム。
不安と戦っている途中、看板に見たことある文字が。
トマム
富良野まで行かずにトマムのほうに行けばもっと近くなるはず。
道はところどころ荒れていたが何もトラブルも無くスムーズに進めた。
トマムに入り、また看板を見るとそこには
「空知」
おおっ!?これはもしやっ?
土砂崩れなどの警告は見ていない。
いける・・・
 
トマムを過ぎ、空知市内に無事到着。
驚いた。
運がよすぎた。
空知から峠につながる複数の道。
俺が通ってきた道以外は全て通行止めになっていた・・・
 
ここまで来たら問題は無い。
そのまま札幌方面へ向かう。
夕張に着いた直後。眠り姫が目覚めた。
上希「うーん・・・ここどこ〜?」
テンコ「夕張」
上希「バリバリ?」
テンコ「そうだ。バリバリだ。」

(夕張には「バリバリ夕張」という遊園地があります。そこには良くスーパーヒーロータイムの中の人がヒーローショーで来たりします。)
上希「歴史村?」
テンコ「そう、歴史村の。」

上希メロン!メロン!
テンコ「Σ (゚Д゚;)ええ?!」
上希「メロンの即売所!メロン買っていこうよっ!」
テンコ「こんな朝からやってねぇよwwwwww」

 
夕張に着いたのが早朝午前6時くらいでした。
 
そこから何事も無く無事札幌市内へ入る。
窓を開け空気を入れる。
この風、この空気。ここが札幌だ!札幌よ!私は帰ってきた!
毎回言ってます。このセリフ。
札幌の空気のニオイってなんかいいんだ。
都会のニオイっていうか。昔から好きなんです。
 
ノンストップで神の待つ小樽に向かう。
道はしっかりと覚えている。
 
神に連絡をし、家に着いたらまた連絡を入れると。
午前9時、神の家到着。
神が出迎えてくれた。
あなたは全然お変わりないですね。
いつもどおりの風貌。いつもどおりのテンションで迎えてくれた。
それが俺に安心感をもたらしてくれた。
 
仮眠を取ろうといっていたんだが寝れるはずも無く、そのまま入浴施設に行く。
さっぱりしてああ、ひと段落着いたなと。
しかし、時間が無い。
上希さんは2時から会社の元先輩の結婚式があるのだ。
急いで札幌市内に行き、飯を喰い、式場へ。
って!近っ!
飯喰ったところと式場は目と鼻の先でした。
だが、時間はギリギリ。
上希さんは急いで式場に足を運ぶ。
式が終わるのは午後7時だそうだ。
それまで俺たちはショッピングを楽しむ。
 
すまんな神月。服一緒に見てやろうかと思っていたんだが、すっかり忘れていたよ。
また今度な。
 
いろんなところに行った。
だが時間が無くて「ガンダム展」に行けなかったというのが心残りか。
車を走らせて午後6時。
電話がかかってきた。
着信は公衆電話からだった。
かけてきた相手に思い当たるふしはもちろんあるわけで。
結婚式が終わったようで、予定よりも1時間早く終わったんだね。
 
式場の近くで上希さんを拾って、東苗穂のジャスコでお買い物。
ヴィレッジヴァンガードでいいものを色々入手。
で、飯喰ってからレジャスポに行く予定。
上希「レジャスポに行くんだから靴買ってくるね!」
テンコ・神「Σ (゚Д゚;)Σ (゚Д゚;)」
スニーカーを購入。
どうやら奴は本気だ。
 
ジャスコを出てマジスパに向かう。
久しぶりのマジスパ
学生時代は週一のペースで喰いに行っていた。
そういう時代もありました。
マジスパに着き、案の定込んでいたわけで。
だがそんなに待たなかったな。お客がドンドンはけていった。
タイミングがよかったね。
 
席に案内され、注文する。
飯を待っている間、ずっと不眠の俺はついに眠りに落ちてしまっていた。
で、起こされて目の前に「虚空」
目覚めに虚空はさすがに死ぬかとww
でもおいしかった。
 
 
続きはまた夜にでも書きます。
なんだかんだ書いていったらすさまじい長文になってしまった。
だって、楽しかったんだもん。
そして、書いて思い出していくうちにたまに涙があふれてくる。
もうこの涙腺の弱さにはどうしようも出来ないね。